歯周病治療後のメンテナンス

定期的に診てもらう

歯科衛生士

治療をした後には歯の状態や歯茎の状態が変わるため、一定の期間毎に歯科で診てもらうのが

理想です。また、歯ブラシでは落しきれない歯石などは蓄積すると新たに歯周病を起こす原因となるため、定期的に歯科衛生士にとってもらうことで歯周病の発生を防ぐことができます。

 

 

 

 

歯周病にならない歯の磨き方

 

正しいと思って続けている歯磨きの方法も、まちがっていると歯周病になるリスクが高まります。今一度正しい歯磨きの方法をチェックして、正しい方法を習慣づけることで歯周病を予防することができます。

  1. 力は入れずに・・・歯垢や歯の汚れを落そうと思うと力を入れてゴシゴシと磨きがちですが、その方法は逆効果です。効率よく歯垢を取り除くにはブラシの先が曲がらない程度の力加減でブラッシングするのがコツです。
  2. 細かく動かす・・・早く歯みがきを終わらせるため、歯ブラシ大きく動かして磨く人も多いですが、その方法では歯の隙間までブラシをあてることができず、歯垢がのこってしまいます。歯の間の歯垢をしっかりと取り除くためにはブラシの先を小さく動かして隙間に充てることで隙間のよごれをしっかりと取り除くことができます。
  3. 一か所20〜30回磨く!・・・歯垢は歯の表面に粘度の高い状態で付着しているため、数回のブラッシングでは取り除くことができません。歯垢をしっかりと落すためにはブラシを歯のすべての部分に念入りに充てることが大切です。
  4. 1日1回は時間をかけて磨く!・・・歯磨きの理想としては毎食後行うことが理想ですが、忙しくて時間がとれない場合には夜寝る前に5分程度時間をかけて丁寧に歯の隅々まで磨くことで歯周病を予防することができます。
  5. 舌のプラークも軽くブラッシングする・・・口内の雑菌は舌の表面にも付着しやすいため、歯磨き時に舌も軽くブラッシングすると口内全体の雑菌の繁殖を抑えるのに効果的です。舌のブラッシングは歯ブラシでも可能ですがした磨き専用のアイテムも販売されています。

 





歯周病予防に役立つもの

自分に合った歯磨き粉を使う

せっけん歯磨き粉
画像:amazon.co.jp

一般的な歯磨き粉は界面活性剤とよばれる科学的に合成された洗浄成分が含まれており、殺菌 / 除菌効果などをプラスしているものは口内の悪玉菌だけでなく善玉菌も殺してしまうという特徴があります。

最近では腸内と同様、口内の善玉菌を活かして口内環境を整える人が増えており、せっけん歯磨き≠フ人気が高まっているのもそのためです。

せっけん歯磨きは通常の歯磨き粉と同様のペースト状ですが、原料に石鹸素地≠ニよばれる天然由来のせっけん成分を使用しているため、口内の洗浄時に善玉菌を活かすことができるというメリットが注目されています。

 

飲み物で口内環境をコントロール

糖分の多い飲み物は口内雑菌を増やす要因になるため、歯磨きの時間が取れない場合などにはお茶や水に置き換えることで口内雑菌の繁殖を抑えることができます。